【体験記】力技でブートローダーをアンロックした実践篇を後編としてお届けします。ロシア人(?)に全てを委ねて禁断の扉を開けました!
Xiaomi 14 Ultra 中国語版から多言語版 へ
前回「Xiaomiの方針転換により個人ではほぼ不可能になったブートローダーアンロックをXiaomi 14 Ultaraで力技で突破したお話」と題して今回のお話の背景と手順の説明をいたしました。今回はその実践篇です。私の場合はXiaomi 14 Ultraでしたが、Xiaomi 14, Xiaomi 14 Pro, Redmi K70でも基本は同じかと思います。またこれらのGlobal版をお持ちの方は今まで通り個人でBLUの申請をすれば7日間ほどで解除がされます。HyperOSが初めから入っている上記モデルとそれ以降に発売された「中国語版」をお持ちの方がBLUする際に下記力技という「オプション」があるということです。
なお、ADBって何? Fastbootモードの起動方法は? という方は今回のような「中国語版のスマホを安く購入して、多言語版にする」ような手間のかかることは避けたほうがよろしいかと思います。
参考にしたサイト、手順の中で使用するサイト
まずADBやFastbootは知っているものの新しいスマホをPCで動かすのに手間取ることはよくあります。私がSDKインストールやドライバーセットアップなどで参考にさせていただいたサイトはこちら
私でもよく理解できましたw
そして今回のNCUNLOCKを使ったブートローダーアンロック(BLU)の流れの仔細が書かれており参考にさせていただいたのがXiaomiユーザーコミュニティの一つであるXIAOMI.EUの掲示板です。(下記Google翻訳)


こちらの投稿を見て手順の参考とさせてもらいました。そして実際に使ったのが下記リンク先のサイトです。今回はこのNCUNLOCKというサービスを使いましたが、それ以外にも色々なメーカー向けの色々なサービスがあるようです。
流れのおさらい
前回の説明のおさらいとなりますが、流れは以下の通り:
- 最終的にフォーマットされるので大事なデータをバックアップ
- Google SDKツール(ADB, Fastboot, ドライバー)のセットアップ
- ロシア人(?)とのコミュニケーション用のTelegramのインストール
- PCがスリープしないように電源設定を調整
- NCUNLOCKウェブサイト経由でお支払い(Paypalが使えた)
- ロシア人(?) 指定のリモートデスクトップツールのインストール
- Xiaomiアカウントからのログアウト
- スマホをFastboot状態で再起動してPCに接続
- Telegramでロシア人(?)にコンタクト
- いくつかのやり取りの後、いつ「本番」かの確認
- 私の場合は1.5時間ほど待ってから処置スタート
- 実質15-20分で問題なく終了
- 最終結果の確認を双方で合意して終了
上記のハイライトした個所をメインにレポートします。それ以外の個所は上記「ROM焼き試験場」などのサイトを参考ください。
NCUNLOCKでの入金とツールインストール (5-6)
まずはサービスの選択と入金方法を。下図の1でサービス「Unlock Bootloader for K70, Xiaomi 14 series」を選択します。下に値段が出てくるので、そのあとに2のAdd to cartボタンを押すと次の入金選択のページに移ります。なおここの金額は「時価」というかだんだん値上がりをしてきているようです。はじめは数十ドルだったのが今では100ドル弱。これを高いとみるか妥当とみるかは個人の判断でしょう。

支払いのページではPaypalとクレカが使えたかと思います。私はPaypalでした。支払処理が終わると下図の「Checkout」のページが表示され、赤丸で囲われている箇所にある「ORDER NUMBER」を同じく下図青丸で囲ったTelegramを使ってサービス担当者(ロシア人?)に連絡するという流れです。

今回のこの「第三者によるブートローダーアンロック」はリモートデスクトップを使ってこのNCUNLOCK担当者に自分のPCおよびPCに接続したスマホを操作してもらうことを意味しています。かなりリスキーな行為であるため、私はメインのパソコンは使用せずに、念のため重要な情報等が入っていないノートPCでこの作業を行いました。ということで、この支払い作業と並行してリモートデスクトップツールをインストールする必要があります。上記「Add to cart」ボタンの下をスクロールすると簡単な手順とリモートデスクトップツールツールインストールへのリンクが表示されています。

”Ultraviewer”というのが今回使うリモートデスクトップツールとのことですが正直初めて見るツールでした。このソフトを指示通りインストールして起動すると初期画面に”Your ID”と”Password”が自動的に表示されます。このIDとPWをNCUNLOCK担当者に伝えることになるのですが、このソフトは立ち上げるたびにこのIDとPWが自動で割り当てられるようですので再起動しないようにご注意ください。

準備が整ったので連絡 (9-11)

先ほどのページのテレグラムリンクから連絡をすると既にオンラインだったようですぐに返信が来ました。かつ支払情報もすでに入手しておりタイミング的に同一人物だったと判断したのか、支払い時のOrder Numberを聞かれることはありませんでした。そして上記のように簡単なやり取りの後先ほどのUltraviewerのIDとPWを伝えると「今、サーバーがオフラインだから1-2時間待って」との返答があり、事前にPCがスリープにならないように注意しつつ、そして「その時」は1時間半経過したころに起こりました。
リモートデスクトップによる作業開始 (12)
Xiaomi.EUで参考にした人は16時間待ったというから大丈夫かな、、、と心配していた矢先、突然マウスの矢印が魔法のように動き出しました。ま、リモートデスクトップなので当たり前といえば当たり前なのですが、ここからは「信じれば救われる」世界に突入です。

いくつかZipファイルをデスクトップに置くとそれを解凍してフォルダを作成、これはデスクトップ上にFastbootツール等を入れているようです。もちろんもともとこのPCにそれらのツールは入っているのですが、一連の流れ作業なのでしょう。デバイスマネージャーを立ち上げ、接続したスマホのUSBドライバーをインストールです。その後いかにも管理ツールのようなEXEファイルをターミナル上で起動し、あれよあれよという間に接続していたスマホが再起動。見慣れたXiaomiのOSインストール時の画面に推移して言語選択ページまで行った頃にNCUNLOCKサイドからテレグラムで「デベロッパーページまでいってスクリーンキャプチャして送って」と連絡が。ここまで15分ほど。
最終確認 (13)
いそいそとセットアップは適当に進めて、お決まりの設定から「OSバージョン」を7回ほどタップして「開発者向けオプション」のページが出るように。するするっと画面を送っていくとそれはありました。

私「成功?」 => ロシア人(?)「yes」 ・・・・・・ 無事BLUが済んだ瞬間でした。「インストールするときに不具合とかあったらまた連絡して!」と良い人スマイル的なあいさつでTelegramは終了。私はいつものサイトに行ってお目当ての多言語版Xiaomi.EUバージョンのHyperOSをダウンロードしてセットアップ ・・・・・ 言語選択画面に「日本語」が登場し、無事目的を達成いたしました。
後片付け
といいつつ成功の余韻に浸る前にお片づけをしなければなりません。スマホはEU版を入れる際に完全フォーマットされたことになるので良しとして、PCにインストールしたリモートデスクトップツールは速攻でアンインストール。システム設定やアプリ画面をチェックして、かつウィルスチェックを実行。本来であればOS再インストール位すべきなのかもしれませんが、作業を目で追っていて特に余計なことはしていなかったようなので、念のための作業として上記を実行したら、それで終了としました。
まとめ
参考にしたコミュニティのおじさんも言っていましたが、「$95の価値があるか?」という問いがあったとしたら個人的には「YES」かな、と。もちろん中国語版のまま使えばこの費用は掛かりませんし、Xiaomiがこの方針を愚行だったと認めて改正するのを待つのも手かもしれません。ただいつもこの中国語版を使うたびに、中国語でかかれたインフォメーションがピコーンと降ってくるのを見るたびに何百回も「あーこれが日本語版だったらなぁ」とフラストレーションがたまっていたので、ま勉強料と自分を宥めて納得かな、と。 ラッキーなことにそれ以降スマホもノートPC も特に問題は発生していないので、余計な事故もなかったですし、しばらくはこの「史上最強クラスのライカ監修カメラ搭載機」をストレスなく楽しんでいこうかな、、、と思った残暑厳しい日本の8月の夜でした。
おしまい。




ブートローダのアンロックや他のOSのインストールなどの行為はメーカーや販売店の保証がなくなる恐れがあります。また低くはない確率で端末が起動しなくなる恐れもあります。故障やトラブル発生しても自己責任でお願いします。
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