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カセットボーイのおもひで

イヤホン

昔のオーディオの想い出企画最終回(?) – カセットテープが今蘇る!

思えば「ガジェット」好きの入り口はここだったのかもしれない

家電 Watch様から引用

年代が分かっちゃうのでアレですが、まだ小学生か中学生だったころの自分がお年玉をためて秋葉原電気街で買ったもの、それがこのAIWAのカセットテープレコーダー “HS-F2” でした。「カセットテーププレーヤー」ではなく、「カセットテープレコーダー」なのは、この機種には録音機能がついていたから。世界的に一世を風靡したソニーの伝説的なウォークマン第一号機、”TPS-L2″、その2年後更なる軽量化を果たして爆発的なヒットとなり、初めてWALKMANのロゴが入った2号機 “WM-2”これらを買い逃した自分「録音機能」がついて、世界初の「オートリバース機能」(テープを裏返さなくてもよい機能)がついたこのAIWAの「カセットボーイ」を手にしたのは1980年代初頭でした。決してSONYが高くて、AIWAの方が安かったからというわけではないわけではなきにしもあらずんば、、、カセットボーイを買っていた人はみんなこんな言い訳をしていた気がしますw

ソニー様から引用
ソニー様から引用

カセットテーププレーヤーさん、ご無沙汰していました。

以前の記事で「実家から掘り出してきたレコードを買取業者に出したら衝撃の結果に!」で自分の中の回顧的で甘美な思い出が押し寄せてきたこともあり、最近少しリバイバルしているというカセットテープでも聞いてみるか!と思い立って、昔録音した「My Favorite Songs」www を引っ張り出してきたのですが、、、「もはやプレーヤーが家にないじゃんか!」ということに気が付き、愕然と。。。 気を取り直して、前回の記事でも紹介したFIIOが今年発売したカセットテーププレーヤー・リバイバル商品の”FIIO CP13″を思い出して、いっそ買っちゃおうかな、、、とも思ったのですが、ここは記事ネタとしてはもうひとひねり欲しいなという、変なささやきが聞こえた気がして中華ECの殿堂Aliexpressを物色したところ、見つけました。ネタとしては悪くないやつが。さすがにしっかりとしていて物は良いFIIOの商品が2万円弱するのに対して、Aliexpressで見つけたそれは20ドル弱。。。 1/10かい! ってやつw それがこれ、“Cassette Converter” (正式名称不明)。注文してから10日強で届きました。

Cassette Converterの名前の由来?

見た目的にはウォークマン系統ではなくて、カセットボーイ系統親近感があります単三電池2本、またはUSB Type-C給電、別売り電源プラグ経由で動きます。録音機能はなく、テープの種類のセレクター(メタルとか)もなく、もちろんドルビーノイズリダクション(懐かしい)もついていません。ただカセットボーイ系統の意地なのか、オートリバース機能が付いてますw それに加えて、「コンバーター」という名称の由来ともいえる機能があり、USB経由でPCやMacにMP3デジタル転送ができるのです。購入したものにはソフト自体は付属しておらず、フリーの定番音声編集アプリの”audacity”を使うことがマニュアルに記載してあります。ドライバーは自動でインストールされるとのこと。では試してみましょう。

その前に音源を取り込むためにはもちろん音源が必要です。今回はこのプレーヤーとともに何十年かぶりに録音済みのカセットテープも購入しておきました。映画をご覧になった方ならニヤリとされるかもしれませんが、マーベルの「GUARDIANS of the GALAXY」の OSTでもある “AWESOME Mix” です。母の形見のテープとテープレコーダーを主人公が大事に使っているアレです。AmazonでCDでも売ってます

スペックや同梱物

試聴の前にスペックや同梱物を確認。まずはスペック:

  • 本体サイズ: w11.3 x h8.1 x d3.1 cm → 厚みはありますが縦横はほぼテープケース並みの大きさ
  • 重さ: 172g
  • 電源: 単三電池x2 または USB給電
  • 同梱物: 本体 / USB C to A / イヤホン(カナルタイプ)/ マニュアル (電池は入っていません)
  • ソフトウェア: audacityが推奨 (マニュアルにダウンロードリンク掲載)
  • 本体ボタン等: PLAY / STOP / FF / REW / オートリバース可否セレクト / 強制リバースボタン / ダイヤル式ボリューム設定 / 蓋開閉スライドボタン / 3.5mmイヤホン穴 / USB Type-C (給電・データ転送) / DC5V穴

いざ試聴

さていざ試聴の時間がやってまいりました。はやる心を押さえつつ、

  1. 蓋開閉のスライドスイッチを操作
  2. 、、、「縦長に開くんかい!
  3. 中にある電池ボックスの蓋を開けて単三電池2つを直列に設置
  4. 電源LEDとかが付いていないので電源が入っているか不明なのがちょっとX
  5. カシャ!という感じではなくなめらかにテープを収納
  6. 付属の3.5mmイヤホンをさして、ボリュームを少し上げておく
  7. 大きめのPLAYボタンを押し込んで、いざ聴かん。。。

。。。 あ、音が出てきた。どこか懐かしい音の雰囲気。薄いグレーの膜がかかったような記憶の中の音に近い。レコードからの録音ではないためプチプチッというノイズはないものの、やはりシャーとか、ジーとかいうアナログノイズというか駆動ノイズが底辺にある。でも半ば想定の範囲で安心。ドルビーノイズリダクションが必要だったわけだw

カセットテーププレーヤーの期の追加とともに搭載されたブランク音をキーとした一曲前後飛ばしはできない。FF(前方早送り)・REW(巻き戻し)のスピードは遅め。 どれもガチャ、ガチャっていう機械音が逆に心地よい

といいつつ付属の3.5mmイヤホンは少し心もとない感じなので、あまり高性能過ぎない手元にあった3.5mmイヤホンに変更final A3000:finalの最安値クラスの製品だが割と評判が良い定番イヤホン。お、薄い膜が取れて全体的に少しクリアになった感じがする。もちろんハムノイズというか擦れている感じのノイズはそのまま。でも昔はこれでもさらに良い音を探求してテープをクロームに、メタルに、、、って悪戦苦闘してたんだよな、懐かしいw イヤホンを代えたことで期待度が低かったとはいえ予想以上の音質ににんまり

目玉というかメイン用途のデータ転送

  • 上記記載の推奨ソフトウェアaudacityをダウンロードしてインストール
    PC,Mac,Linux用のダウンロードファイルがあります
  • インストール後に、本体にさしたUSBケーブルをPC等に接続、何事もなく“USB PnP Audio Device”というデバイスが認識されて、ドライバーが自動的にインストールされました
  • audacityを立ち上げて、編集 → 環境設定 → オーディオ設定 から、中程の録音デバイスから上記USB PnP~を選択します。下部の品質等はサンプル形式を16ビットにしてもいいかな
  • 次に録音タブから上から2番目の”オーディオ入力をモニタリング”にチェック。以上で設定は終了。
  • メインのインターフェイスから赤丸の録音ボタンを押して、その後で本体のPLAYボタンを押す
  • audacity画面で波形が現れば成功波形が出てこない場合はボリュームを絞っていないか確認(私がそうでした)音量が連動するようです
  • 必要な曲の転送が終わったら、ファイル → オーディオのエクスポート をクリックして、好みのファイル形式やビットレートなどを選択。MP3やFLACが選べます

で、実際に試しに録音してみたのがこちら。冒頭のハムノイズ系はご愛敬として、思ったよりもちゃんとした音が録音されていることにびっくり

Blue Swede – Hooked on a Feeling (冒頭のみ)

実験くん魂が!

試聴、およびデータ転送がうまくいったことで半ば満足していたのですが、昔と今のポータブルオーディオの聴き方の大きな違いに「ワイヤレス接続」があるということに気が付き「あれUSBでデータ転送できてるし、USBオーディオトランスミッターでワイヤレス飛ばせるんじゃね?」との思いつきが。以前ご紹介したUSBトランスミッターのFIIO BT-11を早速接続してみること。SWITCHなどでも稼働するUAC1.0ベースの製品なので期待大!。。。

インジケーターが点灯していないですと!! 、、、 えー、実験失敗のお知らせです。っていうかこのパターン多いな。。。 残念ながらUSBトランスミッター経由でのワイヤレス配信は出来ませんでした。工夫すれば何とかなるかもしれませんが、、、 ただ世の中には3.5mmジャック経由でのワイヤレス配信のガジェットも発売しており、当方が所有していた少し古いトランスミッターでも3.5mmジャック経由で無事ワイヤレス接続は出来ましたあまりスマートじゃないかもですが、、、

まとめ

ということでワイヤレス接続はいまいちスマートじゃない結果となってしまいましたが、当初のというか製品名でもあるUSB経由でのデータのコンバート、およびこの商品のレトロでエモい使い方の有線イヤホンでの音楽体験は何の問題もなくというか、予想以上にスマートに堪能することができました

これ別に音楽テープじゃなくても、さらに初期のころのラジカセ時代ではラジカセを使って家族の声とか子供の声とかを録音していた家庭もあったでしょう。そんなテープが残っていたら懐かしい家族の声が蘇るという非常にエモーショナルなガジェットに昇華するので、そういうテープを持っているかも!という人も是非試してみて下さい。 FIIOの高性能カセットテーププレーヤーでも2万円弱、この中華の商品に至っては数千円これだけ楽しめるのは非常にリーズナブルかと。

@atarashimoncom 昔のカセットテープが、今蘇る! 中華激安カセットテーププレーヤーを試してみた、突撃レポート・PCにもデータ転送できたよ https://atarashimon.com/blog/earphone/cassette-tape-player/ #fyp#fypシ#Walkman #casseteboy #cassettetape #HSF2 #TPSL2 #WM2 #audio #portableaudio #USB #GuardiansoftheGalaxy #AwesomeMix #SONY #AIWA #ウォークマン #カセットボーイ #カセットテーププレーヤー #カセットテープレコーダー #ラジカセ #カセットテープ #CassetteConverter #FIIO #FIIOCP13 #BT11 #昭和の想い出 #ガジェット #イヤホン #TWS #あたらしもん #ワイヤレスイヤホン ♬ オリジナル楽曲 – atarashimoncom

今回はここまで、それでは!


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