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【OWS徹底比較企画】1MORE Ear Clip S20レビュー

イヤホン

「あれ」とそっくりだけどコスパで上をいっちゃっているかもしれないオープンイヤホン登場だ!

イヤーカフタイプに新たな刺客登場!

昨今巷で主流の座をつかみつつある「耳を塞がない」オープンタイプワイヤレスイヤホン(OWS)数種類を横櫛で比較レビューする企画を進行中。今回はその製品の中からイヤーカフタイプの本命を食いかねない1MORE Ear Clip S20をショートレビューします。

今回のオープンタイプワイヤレスイヤホンの比較対象の中でも、ここにきて確実に伸びてきているジャンルがあります。それがイヤーカフタイプのワイヤレスイヤホン。以前紹介したBose Ultra Open Earbudsやアンダー1万円で人気を博しているSOUNDPEATS CCなどがそのジャンルの代表かと思います。その中でも一歩抜きんでているというか代表格ともされているのがHuawei FreeClip。2万円台半ば~後半のなかなかの値段帯ながら発売からもうすぐで1年経とうとしている今でも売れている人気の商品です。

今回はそのHuawei FreeClipに少しというか結構似ている商品ながら、一流メーカーが世に出したハイコスパの製品を紹介します。それが1MORE Ear Clip S20です。1MOREは2015年設立の比較的若いオーディオ専業メーカーで、グラミー賞受賞エンジニアによるチューニングやコストパフォーマンスに優れた商品づくりなどで第一線に駆け上がったきた会社です。ワイヤレスイヤホンへの進出も比較的黎明期から製品を送り出してきて日本でも「寝ホン」などで人気を博しています

1MORE Ear Clip S20は日本未発売なので価格対比は中国での販売価格ですが、FreeClipが1149元なのに対して、S20は299元。。。なんと1/4の価格なんです。。。

1MOREが送りだすハイコスパ・イヤーカフタイプイヤホン

1MORE Ear Clip S20は井出達こそ某Huaweiの製品に似ているものの、そこに1MOREならではの高音質へのこだわりとハイコストパフォーマンス精神で挑んできました。S20の主なスペックを紹介していきましょう。

  • デュアルコアBluetooth V5.4チップを搭載
  • ハイレゾコーデックLDACに対応
  • 低遅延モード搭載
  • SDTサウンド集中音伝送で音漏れの問題を解決
  • デュアル磁気チタンダイアフラムユニット搭載による帯域幅の100%増加
  • グラミー賞受賞エンジニアのルカ・ビルナディによるチューニング
  • 全周波数範囲での歪みの低減と自然でバランスの取れた音質スタイルを確保
  • 360°パノラマバーチャルミキシングテクノロジー、広いサラウンド音場
  • 片側2個づつのマイク搭載による環境ノイズを相殺するENC通話を実現
  • イヤホン本体で7時間、ケース込みで30時間の再生対応 などなど

ちょっと表現的に持っちゃっているところがあるかもしれませんが、まとめると「良い音を快適に」ってところなんだと思います。それを格安で

イヤーカフタイプにLDACを積んできたところも大きな見所です。Huaweiには無い要素として。

オープン・ザ・ボックス

実際に届いたものを見てみましょう。今回はAliexpress経由で購入しました。最近のAliexpressにしては時間がかかり、2週間強配達に時間がかかりました。

なんかイキった感じのおにいちゃんを全面に出したパッケージ。おまけにブロマイドまでついてきました。(いらねっちゅーの)

S20(左)と FreeClip(右)それぞれのケースの比較です。大きさはほぼ同じくらいなのですが、少し1MORE S20の方がぽっちゃりしている感じです。感覚値で厚みが2割増しってなくらいに。

繰り返しますが、S20(左)と FreeClip(右)。。。 さすがにまねたとは言わないですが参考にしていないと言ったらうそに聞こえるほど、、、くりそつです。

右の写真が当方の専属モデル”みみーくん”に装着してもらったところですが、大変申し訳ございません。この写真だけ「左がHuawei FreeClipで右が1MORE S20」と逆になっちゃっています。。。 そんな中でお分かりになると良いのですが、右のS20の方がツルの部分が少し大きめ(ゆとりがある)になっています。本当にに若干ですが。ただ若干ですがツルの部分が大きめのため、耳が大きめの当方にとっては多少「当たる感」が弱まって快適性がアップしている気がしています。

試聴雑感

まずアプリですがシンプルで出来ることはそんなに多くはありません。下記左メニューの「ショートカット」サブメニュー配下に「低遅延モード」への変更と「LDAC」使用のチェックボックスがあります。「ショートカット」なのかと問いたい気もしますが、、、

EQはプリフィックスから選ぶのみの設定となります。ルカ・ビルナディのチューニングに自信がかなりあるのでしょう

で、試聴をしてみました。まず一番気になったのがS20は鳴らしにくいというか音量をある程度上げる必要があったことです。FreeClipが40のところS20は65くらいの音量レベルが同音量くらいに聞こえました。

さらに下記”みみーくん”のような聴き方を試してみました。右耳にFreeClipを入れて、左にS20を入れて同時に聴くという方法です。双方ともXiaomiのスマホからの試聴なので大きな違いはないと信じつつ。なるべく同じ音を聴けるように左につけているS20もFreeClipと同じ「右耳用のイヤホン」を装着しつつです。

で、結果はどうだったかというとFreeClipの方が低音に優れてS20の方がすっきり寄りだったと思いました。FreeClipがACC接続、S20がLDAC接続なのですがコーデックの違いによる緻密さなどは聴き取れませんでした。堕耳が故なのかオープンイヤーカフともなるとカナルタイプ程の音の緻密さが耳に届きにくいのかわかりませんが、、、

ただ明らかにどちらかが良い音でどちらかが悪い音などの大きな違いはなかったように思います。良い意味でFreeClipの方が全体的に落ち着いた音の傾向でS20の方が明るめにセッティングしているくらいの違いでそれも極端ではないため明確な好き嫌いまでには至らなかった感じです。

でも思い出してください。価格が4倍ほど違う機種なのに、です。もちろんS20が日本で発売されるかわかりませんが、中国での販売価格と日本での販売価格を比例比較したとすると、FreeClipが27000円前後だとするとS20はその1/4で7000円弱になります。2万円の価格差程は違いが判らなかったのがホンネです。もちろん個人のしかも堕耳による試聴比較なのであくまでも参考程度ですが、、、

まとめ

以上で簡単なレビューとさせていただきます。もちろん音だけで比較するものではないですし、包括的なサポート体制なども考えなければなりません。一方で価格の上下で価値が決まるものではありませんし、安いから劣るといった先入観は捨てるべきかと思います。

とは言え、後から世に出てきたものの方が何かと有利であることはあると思いますが、前述の通り4倍の価格の開きを前にあなたがどちらを選ぶか、信頼と実績ある安定したオリジナリティ vs フォロワーかつチャレンジャー。

完全に個人の好みと価値観ですけどね、、、

ということで今回はこの辺で、それでは!


技適マークがない無線通信機器を日本国内で使うと電波法違反になる恐れがあります。特例制度(技適未取得機器を用いた実験等の特例制度)を利用し、ウェブサイトでのレビューや実験・試験・調査によるものが対象であることを明示した上で総務省に届出をすることによって合法的に技適マークがない無線通信機器を使うことができます。ご注意ください。

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