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MSI Project Zero – 1

PC

配線が見えない綺麗なPC作り- 最新バックコネクト対応PC自作顛末記 (Import from USA)【バックコネクト、背面コネクタ設計】

変わっていくヒカリ、変わらない黒い影

10年ほど前の自作PCは鉄板(?)で四方を囲まれた中身の見えないPCが自作PCの基本でした。いつの日かピカピカ光るPCパーツが出回りだし、初めはサイドの鉄板に小さな窓が付き、あらゆるPCパーツが光りだすとついには三方が透明なPCケースが出始めるようにもなりました。PCケースの中が綺麗な光を発する一方で様々なパーツをつなぐ配線は数十年変わらず、ピカピカ綺麗だけどそれらを横切る黒い影、街の電線のように美観を損ねているのが気になっていた人は少なくなかったかと思います。

無秩序な配線からの解放

そんな中、業界(または業界の一部)が手を組み、少しでも綺麗なPC作りを目指す動きが出てきました。PC企業大手からはASUSとMSIが、著名なPCパーツメーカーからはコルセアやアンテック、In Winなどが対応ケースなどを送り出してきました。 ASUSはこの一連の「配線隠し」施策を「Back-To-the-Future(BTF)」と呼び、MSIは標題の通り「Project Zero」と銘打って対応製品を続々と発表し始めました。両者を結ぶ共通の名称は不明なのですが、一部で「バックコネクト対応」という表現があったので共有名称はこの表現を使わせていただきます。

ということで、買ってみることにした

かくいう私もあの美観を損ねている配線がどうにも苦手で、黒いケーブルに白いチューブを被せたり、目立つところはRGBピカピカケーブルに変更したりして何とか誤魔化してきました。そんなところに単一メーカーの施策ではなく、ある程度業界メンバーが手を組んで始めたこの「配線隠し」施策に大いに賛同しw、この施策が単発で終わらないためにもとこの規格に沿ったPCを作り上げることになったのでした。
(半分ホント、半分言い訳)

ということで、探してみた

まずはベースとなるマザーボード。ASUSは大好きなメーカーの一つで、BTFという名前の付け方がうまかったり、グラフィックボードに専用の電源ソケットを増設してさらなるケーブルレスを狙ったりしてさすが!というところなのですが、やはり他と比べると若干割高感が否めない。一方のMSIは今まで進んでこのメーカーを選んだことがなかったのですが、対応マザーボードがちょっと未来感漂わせており正直ひとめぼれ、ということでMSIのマザーボードを軸にPCを組んでみようということにしました。

惜しい!手が届きそうで届かないもどかしさ

MSIといえば台湾PCメーカーの雄。アジアのみならず世界各国に製品を出荷しているがアメリカの主戦場にも力を入れている感じ。かたやどうしても日本市場は日本特化の日本語対応があるためか製品の導入が遅れるきらいがあり、このProject Zeroも一部の製品は日本でも発表済みだけど、一部は未発表。 Micro-ATXのマザーボードをAMD / Intel両プラットフォーム向けに発表済みだが、フルATXの製品はUSなどの英語圏などで先行出荷している模様。 Project Zeroのデザインに惚れたが、個人的にATXサイズのPCをメインで使い続けているのでMicro-ATXへは流されづらいことと、バックコネクト対応でデザインもイケていて購入候補に挙がったPCケース:CORSAIRの6500Xとでは一部 コネクターが張り出してシャドーベイのストレージトレーが一つ利用できないなどの初期にありがちな小さなちぐはぐが目につき、すぐに購入!とは行けないもどかしさを感じたのでした。

いざアメリカへ。

といってもアメリカへ買い出しに出かけたわけではないのですが、USではこれらのもどかしさを解消する製品が先んじて販売されていることに気が付いたのでした。それがProject Zero マザーボードのATX対応版”MSI Z790 Project Zero Gaming Motherboard“と、同じくMSIのPCケース”MSI MAG PANO 100L PZ“。 日本でもMSIからProject Zero対応のPCケース”MAG PANO M100R PZ“が発表されているのですがProject Zero対応のミッド・フルタワーケースである上記の”100L PZ”は未発売(2024/7現在)。バックコネクト対応のATXマザーボードとミッド・フルケースが存在し、しかも両方ともデザイン的にも悪くなーいということで物欲魔王が目を覚まし、、、買っちゃいました、US Amazonさんから。イヤホンなど小物をUS Amazonさんからかったことは過去ありますが、PCケースなんてデカいものも無事配送してくれるんでしょうか、、、

ついでに一式揃えちゃいましょ

ちょっと個人的に生活基盤が変わったということもあり、いっそのこと一式PC揃えちゃいましょか、と悪魔のささやきにそそのかれてその他パーツも一気に輸入しちゃうことにしました。輸入にとって昨今の円安風潮が逆風になっていますが個人的に少しUSドルを持っていたため世間よりもドル円換算が甘くなっていたことも背景にあり。CPU、CPUクーラー、ケースファン、電源、そしてグラフィックボードと基本の一式を同じくUS Amazonで見繕って同じくいざ日本へ空の旅を、となったのでした。ちょっと長くなっちゃったので他のパーツの話や組み立て経過と出来上がり報告は別投稿でお話することとさせていただきます。かしこ。

(続く)

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