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Xiaomi Buds 5 Pro – 超速攻レビュー!! [後編] | 世界初のワイヤレス・ハイレゾ・ロスレス・イヤホン登場。次代への扉がついに開かれた。。。

イヤホン

中華オーディオのレベルはここまで来た。イヤホンの帯域の限界が突破された今、次はどんな高みを目指していくのだろう。。。

前編はコチラ

中華躍進

前編でお伝えした通り、中国シャオミはワイヤレスオーディオのブレークスルーとなり得る、世界初のワイヤレスハイレゾロスレスイヤホンを送り出してきた。モバイル半導体の雄Qualcommの最新技術を投入し、これまでの数倍の帯域を利用しハイレゾ音源までをも無劣化でワイヤレス伝送できるイヤホンだ。これまでも日本が主導してきたオーディオや映像機器、白物家電、クルマ、携帯電話などなど、「モノづくり大国ニッポン」が主導してきた領域はいつの間にか中国、韓国、アジア各国等へ主役の座が奪われていった。パーソナルオーディオ、ポータブルオーディオ、ヘッドホン、イヤホンなどでも、それまではるか後方を走っていた下請け工場に過ぎなかった中国・台湾企業が日本のメーカーを買収する時代。そしてワイヤレスイヤホンも中国企業シャオミが次の時代の扉を開けたようだ

注目ポイント

実際にハンズオンしていく前に前編でもお伝えした注目ポイントを軽くおさらいしていこう。

  • Snapdragon S7 Gen 1 Sound Platforms搭載
  • Qualcomm XPAN (Expanded Personal Area Network) 対応
  • 4.2Mbps 超広帯域で真のロスレスオーディオ 96kHz/24bitロスレスオーディオをサポート (但し”Xiaomi 15 Ultra” + “Xiaomi Buds 5 Pro WiFi版”のみ)
  • aptX adaptive QLEA (Qualcomm Low Energy Audio)対応 (予想)
  • LE audioフォーマット上でaptX adaptiveコーデックを使用
  • 『2.1Mbps』帯域で48kHz/24bit ロスレスオーディオを伝送 (但しXiaomi 15世代の製品のみ)

これ以外のスペック等

これ以外の機能やスペックは以下の通り

  • Harman AudioEFX チューニング: ハーマンゴールデンイヤーチームによるマスターチューニング
  • シャオミ自社開発のデュアルアンプ同軸トリプルドライバーで高域と低域の信号の干渉を効果的に低減
  • 11mmデュアルマグネティック・ドライバー、セラミック・トゥイーター、プレーナー・ドライバーを搭載した革新的なトリプル・ドライバー
  • 3Dオーディオパーソナライゼーション
  • Adaptive sound & Adaptive volume: 耳の形に合わせた音質調整と環境に合わせた音量調整
  • 最大55dBのアクティブ・ノイズ低減技術、高い5kHzの帯域幅によりより日常的なノイズ低減シナリオをカバー
  • 3つのマイク+AIノイズキャンセリング
  • デュアル接続対応・イヤーピース最適確認、イヤホン紛失アラート等
  • 音声録音機能内蔵 コンパクトなボイスレコーダー:イヤホンは耳に装着した状態でも、ケースに収納した状態でも、最長4時間の録音が可能
  • スマート録音イヤホン、ワンタッチ翻訳・テープ起こし、などAI機能搭載
  • 充電ケースとの併用で最大40時間の再生、10分間の充電で約4時間の再生充電ケースはQiワイヤレス充電対応
  • イヤホン:5.6g (±0.1g) | 充電ケース:41.8g (±0.5g) | 総重量:53g (±1g)
  • などなど

ということで、前回でもお伝えした通りXiaomi 15 Ultraを始めとしたXiaomi 15世代のスマホがないため、今回の一番の目玉であるハイレゾロスレス環境は試すことはできないが、それ以外にも高音質化に力を入れていたり、AIとの連動にも挑戦しているようなのでその辺を試してみようと思う。

アプリ確認+AI翻訳体験

前項でもお伝えした通り母艦スマホがXiaomi 15世代ではないためハイレゾロスレス環境のテストができないことをご了承願いたい。 まずはアプリに沿って説明していこう。

こちらがメインの画面。2種類あるのは、左がブルートゥース接続画面から直接設定できる画面で、左がアプリのトップ画面。基本的にできることはほとんど同じだが、設定画面だとイコライザー系の操作ができず、アプリからだとコーデックの選択ができないなどの違いがある。これは以前のXiaomiのイヤホンでもあった現象なので、まぁ仕様なんだろう。

そのコーデック選択画面がこちら。Xiaomi 15世代だとここで4.2Mや2.1Mが選択できるはずだ。当方のXiaomi 14 Ultraだと1.2Mのロスレスが選択できる。 残念ながらLDACは非対応だ。

機能設定や選択画面が左で、右が珍しい3Dオーディオのパーソナライゼーション設定の画面。設定画面にあるのだが最近のXiaomi系のイヤホンはここにもあるLE audio選択画面で簡単にLE audio接続できるのが非常に好感だ。右の3Dオーディオパーソナライゼーションは前右左にスマホをもって3D感を設定するというものだったがなぜか失敗している、折を見て再チャレンジだ。

以下が録音とAI翻訳系の画面。スマホ側で録音するかイヤホンで録音するか選べる。翻訳だが日本の最新のアプリのバージョンではできなかったが、ロケーションを中国にしつつ、中国の最新のバージョンを試したところAI翻訳系が使えるようになった。今回試したのは録音後に文字起こしがされていて、それを翻訳するというもの。現時点では英語⇔中国語のみだった。

そしてこちらが英語の文字起こしの動画。製品名以外は私の流暢な英語をきちんととらえられていることに驚きだ。そのあとの中国語の翻訳も見てみたが、、、多分問題ないんだろうと思う。。。

試聴感想

最後になってしまったが、試聴してみたうえでの感想を少し。しつこいようだがXiaomi 15世代で体験するとまた違った感想になるであろうが、今回はフルスペックを扱えない中での試聴+感想となる。

まず、もともとXiaomiスマホユーザーだったこともあり、Xiaomiのイヤホンには何世代前から愛用しており結構お気に入りだった。そして今回の最新式、ぶっとんだスペックとなって登場したが自分が確認できるのは今までと変わらない範囲内での『再会』なので、今回も全く違和感のない音だった。以上。。。 で、終わるのもあれなので、いろいろ聞いてみた。”Lauren Spencer Smith の Fingers Crossed”などでは楽器が弾むようにきれいに響き、深い低音はきちんと沈み、女性ボーカルは前に出てと息もきれいに聞こえた。楽曲全体の広がりも見事で聞きほれた。”Billy Joel の Streetlife Serenader 50周年DSD音源”も低い低音は奥で響き続け優しいピアノは綺麗に広がり一音一音がはっきりと聞ける。。。昔のカセットテープ時代から考えると感慨深い。

aptX Losslessでの試聴だったが、特に切れたりノイズもなく、試聴していることを忘れて普通に聞き入っていたw Dolby Atmos音源を3Dイマーシブで聴いてみたが、まぁ綺麗に聴くことが出来るがもともとこの手の絡み手の音楽はあまり好きではないのであまり感想はない。。。 イヤホンが線画に比べて多少ふっくらしていたが、耳への装着感は特に違和感がなかった。ただ昨今のXiaomiイヤホン全体に共通するのだが、イヤホンピースの軸が楕円でかつ太いのなんのって、、、なので、今回も結構ケース内でのイヤーピース部分に余裕がないことも踏まえてイヤーピースを変えて楽しむ層は結構四苦八苦するはずだ。軸が浅いってのも装着が難しい、、、 自分は今回たまたまAliexpressで買っていたInfiter Eartipsっていう安めだけど耳にも優しくてスパドのような構造をしているイヤーピースを刺してみたらうまくはまった。イヤーピース的にもう少し奥まで欲しいところだが色々な構造上ここら辺が落としどころか。

まとめ

ということで、2回にわたって『ワイヤレスイヤホンのブレークスルー』にもなり得るXiaomi Buds 5 Pro (WiFi版)を急ぎレビューしてみた。 一番のウリである『ハイレゾロスレス』が試せないのに忸怩たる思いだが、一方で3/13のXiaomi JapanのXiaomi 15 Ultraの予約ボタンをいつの間にかポチっている自分もいる。。。 Xiaomi香港の販売では過去製品の下取り販売とかもしていたので、Xiaomi Japanのにも期待をしつつ。。。 あぁ、Xiaomiに踊らされている自分がいる。。。 ま、それも人生か。

ということで、今回はこの辺で。それでは!


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