在宅中の頭痛が気になって二酸化炭素モニター兼ホルムアルデヒド チェックができる機械を買ってみました。・・・するととんでもないことが発覚して。。。
5in1 空気品質モニター
久々にオーディオ・PC以外の小ネタです。 しばらく家人に頭痛の症状が増えてきたこともあり、コロナ禍以降気になっていたCO2モニターを買ってみることにしました。当時は結構値段がしていた記憶があったのですが、今やアマゾンで1700円強、Aliexpressでも格安で購入できることを知り早速ポチって見ました。 もちろんCO2-二酸化炭素メインの測定器もあるのですが、値段もほとんど変わらなかったので「5in1 空気品質モニター」ってのにしてみました。

気温・湿度・CO2・HCHO・TVOC ・・・ なんだ?
5in1ということで5種類のモニタリングができるとのこと。ふむふむ・・・気温・湿度・CO2・HCHO・TVOC、、、 なんだ?HCHOとTVOCって?
CO2=二酸化炭素くらいまではわかりましたが、他の2つ(HCHO・TVOC)は初耳です。説明書見てもわかったようなわからないようなだったので、Google/GEMINI君に聞いてみました。すると、
HCHO(ホルムアルデヒド)とTVOC(総揮発性有機化合物)は、どちらも室内の空気質に関わる物質ですが、以下のように異なります。
HCHO(ホルムアルデヒド)
- 特定の化学物質:
- ホルムアルデヒドは、特定の化学物質の名前です。
- 刺激臭のある無色の気体で、建材や家具などに含まれる接着剤から放出されます。
- 主な発生源:
- 合板、パーティクルボード、壁紙、家具、接着剤、塗料など。
- 人体への影響:
- 目や喉の刺激、呼吸器系の問題、アレルギー反応、発がん性など。
TVOC(総揮発性有機化合物)
- 複数の化学物質の総称:
- TVOCは、さまざまな種類の揮発性有機化合物の総称です。
- トルエン、キシレン、ベンゼンなど、多種多様な化学物質が含まれます。
- 主な発生源:
- 塗料、接着剤、洗剤、ワックス、芳香剤、タバコの煙、建材、家具など。
- 人体への影響:
- 頭痛、吐き気、めまい、目の刺激、呼吸器系の問題、肝臓や腎臓への影響など。
簡単にまとめると
- HCHOは「特定の化学物質」であり、TVOCは「複数の化学物質のグループ」です。
- どちらも室内の空気質を悪化させ、人体に悪影響を与える可能性があります。
おぉ、ちょっとわかりやすい。良く聞くホルムアルデヒド特化の数値といろんな化学物質の値ってことで、いずれにしても両方低いことに越したことはないというか、これ高い数値だったら良く聞くシックハウス症候群みたいに『安心して家に住めない』って状態ってことですよね、、、
ちょっとビビりながらスイッチをONにしてみました。

ピー・ピー・ピー!!
充電対応とのことですが、初回なのでUSBに接続したままスイッチ長押しで稼働開始です。
画面上の数字がピコピコしながら上がっていきました。 気温を見ると3月なのに20度後半、、、この部屋熱いんですよね。それに対して湿度は30%台、これはいけないですね。色々湿気は大事です。さてさてそれ以外の『基準値もよく知らない』ほかの3つの数値です。一番下にはCO2の現状を視覚的に色で分かりやすく分類表示もしてくれます。
「おー、どんどん上がってきているな。大丈夫かこれ?」なんて思いながら説明書やWebで基準値はどれくらいかを調べていきます。
まずはCO2、1000ppm以下が推奨で、画面上の色判別も1200ppm以下がグリーンの範囲内のよう。WHOでは2000ppmを超えると人体に影響が出て、5000を超えると危険、10000ppmは命を脅かすとか書いてある。おーこわ。 さて我が家は、、、
3800ppm ・・・ ピー・ピー・ピー!!
やばいじゃないですか! 人体に影響が出るレベルは軽々と超えて、危険の領域に手が届くところまで来ているではないですか!! そういえばさっきから「ピー・ピー・ピー!!」とかアラームなっているし! ・・・ 焦りつつも、「ま、初めだからちょっと準備運動だね」などわけわからないまま、無理に納得して他の数字も確認です。
次はHCHO(ホルムアルデヒド)とTVOC(総揮発性有機化合物)の基準値確認です。
HCHOは0.08ppmが指針値、TVOCは0.4 mg/m³が厚生労働省の暫定目標値とのこと。 ふむふむ、「さすがにこっちは大丈夫だよな。昭和に建てた家とかじゃないし。」・・・
HCHO=0.214ppm / TVOC=2.2mg/m³ ・・・!!!!!!!!!!
「桁違うし! っていうか、こんなところに何年住んでたのよ!!」

病は気から
まずいです。この数値を見てから家人の顔は真っ青で今にも倒れそうです。「いやいやこれ、機械の故障でしょ!」と気を確かにして、「だったら外の空気でも測ってみよう。それでだめだったら故障ってことで。」
・・・・・・・・ 外の空気: すべて基準値以内
「”%&&(”%#(%)(!%」「まずいって、これ。 家の中、危険水位ってもんじゃないし!」
焦って色々調べだします。するととアマゾンレビューで有益な情報が書かれていました。
CO2の濃度が異常な値例2500PPM表示中に電源ボタンを2回押すとピーとなって約3秒後に正常な値450前後になった、面倒だが異常値に気付いたら電源ボタンを2回押します、
光の速さで電源ボタン2度押しです。 ・・・ すると「ピー」となって、瞬時に数字が変わりました。徐々に変わっていくではなく、瞬時です。
・・・・・・・・・ 「全部基準値以内!」
もしかして説明書見落としていたのかもしれませんが、この『瞬時にかわる』ってのはもしかすると『室外調査モードと室内調査モード』とかそんなのかもしれないと思いました。何にせよ一安心です。 先ほどまで青色吐息・虫の息だった家人も「がっはっはー」と笑っていますwww
空気品質モニターで、安心をモニタリング
その後しばらく稼働させていますが、CO2は400-500、HCHOは0.010-0.020 / TVOCは0.04-0.06くらいで推移しています。CO2のカラーモニターも一番左を定位置にしています。
おかげで今までずっと『二酸化酸素濃度高いんだろうな。。。』と根拠なくずっとモヤモヤしていたものが、とたんに晴れた気持ちです。 もちろんだからって安心しきって空気の入れ替えしない、換気しないってのはだめですし、頭痛の原因探しはまた別途ということになります。
いずれにしても、こういった参考にできる数値を知ることが出来るってのは非常に大事で、これからまたどんな時代が来るかわからない中で、ずっと吸っていく空気に気をかけていこうと思った初春の夜の大騒動でした。。。

それでは今回はこの辺で!
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