クラファンで購入した『世界初!音色を個人性適用する新技術搭載』をうたうfinal TONALITE(トナリテ)がレビューを前提に先行発送をしてくれるというので試してみました。効果は果たして。。。
final TONALITE
現在も出資を募っている最中のクラウドファンディング案件。それがこのfinal TONALITE(トナリテ)。 定価39,800円が先行投資で今なら20%オフの31,840円で購入可能。
そもそもこの”final TONALITE”が何なのかというのはこのクラファンサイトや動画を見るのが手っ取り早いと思うが一言でいえば”NuraTru Pro”や”Denon PerLPro”を代表する耳の反響音などを総合的に判断してパーソナライゼーションする技術に加えて、頭や顔・耳の形を基にバーチャルダミーヘッドを作り出して耳中以外の個人性を適用して『パーソナリゼーション++するよ!』みたいな商品だ(一言じゃなかったが)。以前はfinal川崎本社に個人所有のZE8000を持ち込んで55,000円支払って自分専用3Dダミーヘッドを作って音色を個人性適用する実験的なサービスがあったが、それをクラウドベースで簡易的に実施できるようになったのが今回という訳だ。今度は本体さえあればパーソナリゼーションはアプリ上でタダで出来るというわけ。詳しくはこのPVで。
スペック紹介
詳細は専用サイトを見てと言っておきながら念のためスペック概要を紹介しておこう。

LDAC対応、ノイキャン、低遅延モード、マルチポイント、EQ、片耳モード、ワイヤレス充電など昨今のTWSのトレンドはほぼ余すところなく抑えている感じだ、一点いわゆる汎用立体音響モードへの対応は明記されていない。Dolby AtmosやTHXなど。ただ今回の”個人性適用する新技術”ってのが専用立体音響モードに近いのでそれと被る機能は搭載する必要ないというか、ぶつかるので非対応ということか。
個人性適用する新技術: final DTAS
先般お伝えしている 個人性適応をするという新技術、final DTAS (Digital Twin Audio Simulation)とはどんなものか。
- 専用アプリで身体形状をスマートフォンのカメラでスキャン。クラウド上に専用の3Dモデル「アコースティックアバター」を生成
- それをバーチャル音空間に投入し、外耳や頭、胴体が引き起こす音の反射や回折をシミュレーション。身体形状が音に与える影響を計算し、音色の個人性適用に必要な物理量を算出
- ヒトが鼓膜に到来する音波の物理情報から、音によるさまざまな情報や印象を知覚するプロセスを、数理的に記述するfinal独自の聴覚モデルを構築
- この聴覚モデルでは実現したのが、身体形状の到来音波への影響に関する物理量から得られた情報から、音色に関連したパラメーターを得るための数理モデル。これにより「あなただけの自然な音色」を実現した
という感じのようです。実際付属のヘッドバンドにQRつけて撮影して、それをクラウドに送って数分待つことが数回、30分くらいで自分専用の音色プロファイルができたという感じ。

オープン・ザ・ボックス
11月20日頃のクラファンスタート直後に支援を実施し、その後突然『先行発送レビューキャンペーンのご案内』が届き、フォームに必要事項を記入して申し込んだところ12月5日に『応募者全員に送ったよ!』という案内が届き、その翌日の12月6日に都内某所に届いたという感じ。ということで今回も自腹購入なので、メーカーへの忖度義務は一切ございません。

パッケージ自体は昨今のTWSの大きさとしてはかなり大きめ。お菓子のゴーフルの缶の箱くらいか(かなり適当)。

それもそのはず、さすがに今回の「パーソナライゼーション測定」に必要なグッズがてんこ盛り。本体や説明書、イヤーピースや耳垢防止フィルター予備に加えて”測定用のヘヤーバンド”とそれにつける”QRコードシール” ・・・ こんな感じ。

本体自体かなり大きい。ケースもかなり大きい。ケース本体の触感は左の写真の見たまんまで少しざらざらしていて、軽いが質感は悪くないといった感じ。本体はかなり独特な形だが、敢えて言うとBose QuietComfort Earbuds系の形状といったところか。ただこれだと大きさ感がわからないので・・・

急遽SONY WF-1000XM5と比較してみた。大きさの違いが実感できるだろうか。双方ともケーストップにロゴが掲載されているところは似ている。本体自体は大きいと言いつつ軽いのでさほど装着感は悪くなく長時間でもOKな感じだ。

面白いのがケース蓋を開けたところにシリアルナンバーがふられているところ。ランダムなやつじゃなくてNo, 00xxxxみたいな通し番号的なやつが印刷されていた。

なお付属のイヤーピースは単体販売も始まったfinalの新製品「FUSION-G」が付属している。 感触的にSONY系にありそうなシリコンとフォームのあいの子のような悪く無い触感のもの。
いざ、個人性適用新技術DTAS初体験!
といいつつ こっからがかなり長いので、今回は準備説明篇としていったんここで終了。一両日中にDTAS体験篇を追加投稿します。 で、実際効果はどうだったのよ、、、というところですが・・・
これかなり良いです!
粒立ちます!
蚊帳のようなベールが取れます!
奥行き3D感が生まれます!
ノイキャンもめっちゃ効きます!
ということでかなり良かったことを先にお伝えしておきます。 体験篇に乞うご期待!




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