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物理ボタンは正義。 Bluetoothトランスミッター界のダークホース、Eppfunから業界最新クラスチップ QCC5181を積んだ最新機種 Eppfun 3040 Pro Ultra 2 を緊急輸入で実機レビュー!

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コンスタントに最新機種を投入し続けているEppfunからまたもや最新のBluetoothトランスミッターが登場。 LDAC対応で、尚且つ嬉しい物理ボタン搭載だ!

みんな大好き、Bluetoothトランスミッター…?

全国のBluetoothトランスミッター (Bluetooth Transmitter) ファンの皆様こんにちは。何故かBluetoothトランスミッターを取り上げるとアクセス数が伸びるんですよね。ただ恐らく「BTトランスミッター大好きだから!」というよりも「BTトランスミッター難民なんで…」という理由の方が多いのではなかったりするのではないかと想像しております。“コレ!”というヒーロープロダクトが無いんですよね、このカテゴリーには。 LC3対応だけどLDAC対応じゃない、とか「全部入りで期待大!」だった製品がディスコン(製造中止)になっちゃったりとか。。。w

そんな中、メジャーブランド、メジャー製品の間を縫うようにコンスタントにこのカテゴリーに粛々と製品を投入し続けるブランド”Eppfun”からまたもや新製品が登場! といいつつ、製品情報が極端に少なく、元々割としょぼめなEppfunのHPにも情報が少なく、製品名もオフィシャルショップページの詳細欄にひっそりと乗っかっていたぐらいで本当の名前かもわからないという。。。

で、製品の名前は“Eppfun 3040 Pro Ultra 2”(おそらく)。 これまでも3040シリーズというか似たような名前の商品がいくつか市場に出回っており、以前当ブログでもご紹介した”Eppfun AK3040Pro Ultra”の次の新商品ラインアップと言っていいかと思います。 製品名も似ていますが、今回は3040の前にAKという文字はなく、かつ載っているチップも今回からQCC3040ではなく、QCC5181とメジャーバージョンアップしているのに名前は前シリーズを踏襲という、今回もわちゃわちゃな感じがします。ブランドマネージャーとかいるんだろうか。。。

Eppfun 3040 Pro Ultra 2

ということでまずはスペック紹介からです。といいつつ、冒頭でも申し上げた通りオフィシャルサイトは存在せず、数社の販売サイト情報のみなので間違っているところがあるかもしれない点はご容赦ください。

  • 製品名: Eppfun 3040 Pro Ultra 2 (販売店だとUltra2、説明書だとUltra…どっちやい!)
  • SoC: Qualcomm QCC5181
  • Bluetooth 5.4
  • コーデック: LDAC / aptX Lossless / aptX Adaptive / aptX HD / aptX LL / SBC
  • LE Audio対応有無: Webページによってばらつきあり、商品同梱説明書にはLC3系の記載なし
  • コーデック切り替え: 現時点では自動接続のみ (任意接続プログラムを開発中の記載あり)
  • デュアルコネクト: 2台同時接続可能の記載
  • アプリ: 専用アプリ提供予定(「2か月後に公開予定」記載)
  • 物理ボタン: 押し込み式 x 1(ペアリング・リセット系用途のみ)
  • 価格: $50前後 (7,300円前後)

このように製品名に3040がありながらも、搭載チップはQCC5181というちぐはぐな状況になっています。QCC5181といえば幻のFiio BT11や、非公開ですがQuestyleやCreativeの最新商品などもこのチップを使用していると思われますので、ライバルの最新製品群に並んだことになります。

コーデックはLDACとaptX系をサポート。ACCは対応しておらず、LE audioについてはとあるページだと対応している系の記載がありますが、商品同梱説明書のコーデック判別色紹介でもLE audioの記載はないので、少なくとも現段階では対応していない。後日は不明。といったところでしょう。

FiioがリークしているBT11の後継、Fiio Air LinkはBT11の外装にボタンとUSBポートを付けただけであると明言しているのでおそらくこちらもQCC5181搭載で、各社肩を並べて特色で勝負といったところでしょうか。

ライバル比較

その各社の最新製品の比較というか、特色を横並びで見てみたいと思います。

  1. Eppfun 3040 Pro Ultra 2: 物理ボタン搭載、安い
  2. Questyle QCC Dongle ProApple正式認証、高い
  3. Creative BT-W6物理ボタン搭載、LDAC非対応、LE audio対応、安くなってきた
  4. FiiO Air Link未発表: 未発表、おそらくBT11準拠、物理ボタン・USBポート搭載、値段はそれなりか

このように一長一短で、QuestyleはMacに正式対応している安心感があるが物理ボタンはなく、LE audio非対応、つまりは低遅延が不得手という感じ。Creativeは全方位対応に見えるが何故かLDAC非対応、この理由のみでNGのひと多数。FiioはBT11の失敗があるので信頼をどこまで回復できるかがカギだが、値段さえ折り合えば”全部入り”になる可能性を秘めている、といったところ。

そんな中でEppfunの最新作手ごろな値段で物理ボタン搭載の安心感、LDAC対応で選択肢に入ってくる、、、といったところでしょうか。但し物理ボタンのファンクションがコーデック選択に対応したりするなどの拡張や、アプリ公開情報の真偽、LE audioはどうなのか、、、といった不確定要素も含みつつの「格安選択肢」といった感じでしょうか。

オープン・ザ・ボックス

外装はいつもの通りEppfunの必要最低限スタイル。 製品名なんて書いちゃいないw 一方裏を見ると少しだけ特筆すべき情報が、、、

無事技適は通っているようです。 日本での発売が期待されます。

同梱物もとってもシンプル。本体とUSB-A変換コネクター、説明書、以上w

説明書の下の真ん中あたりに目を凝らすと、、、そう説明書も既に日本語対応されています。心強い。

一部日本語翻訳に???なところがありますので、英語バージョンと合わせてご覧ください。この説明書からわかることがいくつかあり、

  • “このデバイスは2つのBluetooth受信デバイスを同時にペアリングできます”との記載
  • 物理ボタン操作は、二度押しでペアリング、一度押しでコネクト/アンペアリング/キャンセル、10秒長押しで初期化 = つまりコーデック変更などの操作には現時点では未対応
  • LEDの色変更でコーデック判別 = 現時点でLC3コーデックの対応無
  • 防水には非対応

逆を言えばこれくらいしかわかりませんが、LEDの色判別は不可欠な情報です。

こちらが物理ボタン部分とLED部分をアップにした商品写真。物理ボタンは『ボタン!』っていう主張の強いボタンですw 本体の大きさは初見ですごく小さく感じましたが、、、他と比較してみましょう。

広い目で見れば、みんなどっこい小さい限りですが、厳密に見るとEppfunの先代AK3040 Ultraが一番小さく、Fiioが一番ずんぐり感。今回紹介している3040 Ultra 2はCreative BT-W6に大きさが近いが若干Eppfunの方が大きめ。そんな感じです。まぁでも一昔前に比べればみんなとっても小さく頑張っていると思います。

PCに接続してみました

PCにEppfun 3040 Pro Ultra 2を接続して、LDAC対応のTWSを接続してみました。PCにはドライバー入力も求められず、TWSの接続も問題なく接続できました。写真だとわかりずらいのですが、パープルっぽい色なので、LDAC接続で問題ないでしょう。音も申し分ありません。ただ一点の接続上の問題を除いて、、、

写真右下がWindowsのサウンドのプロパティですが、接続機器の名称に”Eppfun AK3040Pro Ultra”と表示されています。うーん、これ先代の名前なんだけどな。。。こういうざっくりとしたのでいいのかなぁ。。。という感想w

スマホに接続してみました

こちら写真は無いのですが、単体でLDACもaptX系も使えるXiaomi 15 UltraにEppfun 3040 Pro Ultra 2を指してみました、あくまでも実験として。 通常のUSB DAC同様問題なく接続が完了し、私の環境ではUSB Audio接続時に自動的に起動するUAPP (USB Audio Player Pro)が立ち上がりました。 TWSの接続もPC同様問題なく、当たり前ですがスマホのBT設定画面には出てきません。ただ一点問題がここで発生。

『音が爆音でいじれない。。。』

UAPPから音楽を鳴らすといきなり爆音で音楽が、「あー、こういうのたまにあるよねー」と思いつつスマホ本体の音量ボタンで音量を下げようとするも一向に音が小さくならない。「あれ?」と、今度はUAPPの音量系をいじろうとUAPPの設定(特にボリューム系)をいじってもこちらも何も変わらない。。。 「うーん、こまったぞ、こんなの初めてだな。」

恐らく何らかしらの複合的な原因等でちょっと変になっちゃているだけという淡い期待を持ちつつ、こちらは今後何度かトライして修正を図ってみます。

まとめ

ちなみに、BTトランスミッターだけでは”音質”は変わらないというスタンスです。 もちろん”接続性”という意味において転送レートが落ちたりして音が瘦せるというのはもちろんありますが、接続性に関しては場所や環境などに左右されるので、自分の家や活動テリトリーで起きていることが「さも当然!」みたいな表現は致しません。

今回自分の家の中、10分圏内の都内路上では音切れがすごくて。。。とかはありませんでした。電車の中や大きな交差点などは試せていません。ただ、BTドングルに関してはビットレートがどれくらいでやり取りされているなどの情報を得ることが基本的にできないため、繋がってはいるが、アダプティブレートも落ちているという可能性はあると思います。ただ家の中でビットレートが落ちていた感想はなく、外では正直分からない、、、という感じです。$50のトランスミッターとしては完全に及第点ではないでしょうか。ただし作りがとってもちゃちで、強く持つとミシミシいったりするので取り扱いには是非ご注意ください。

ということで群雄割拠の小型USBドングル DACの世界において、『安いけどLDACも使えて安心の物理ボタン付き』というアイデンティティがどこまで市民権を得ることができるのか不明ですが、アリエクスプレスで今だと$50以下で買えちゃうので、お試しやメインのバックアップ用途としてもいかがでしょうか? すぐまたEppfunからは新製品が出てきそうなので、その際はまたいち早く試してみます!

それでは今回はこの辺で!


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