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【超速報】REDMI Buds 6 Pro – e スポーツ版レビュー!

イヤホン

まさに全部入り! 超強力ノイキャンお手頃TWSの決定版に低遅延ドングルまでついてきた!

大人気アンダー1万円クラスの強力ノイズキャンセリングイヤホンの後継が登場

セール時には8000円を切るお手頃価格帯の製品ではあるものの、一流クラスにも引けを取らない協力ノイズキャンセリングが話題を呼んでいた先代Redmi Buds 5 Proの正統後継である、REDMI Buds 6 Proが中国で発売開始されました。

中国Xiaomiの廉価版サブブランドであるRedmiはほぼ同タイミングで発売された同社のスマホK80シリーズからブランド表記を「RedmiからREDMI」に変更し、このBuds6ProでもREDMI表記で発売されました。日本でも先代は2万円以上のメジャーイヤホンと比べてもノイズキャンセリングは引けを取らず音質もそこそこで自由度の高いEQで好みの音に合わせることができる機種として人気を博していました。故にその後継に期待がかかる反面、期待に応えるためのプレッシャーもなかなかのものだったはずです。

そんな新製品REDMI Buds 6 Proは主に「3つの売り文句」を掲げ、さらに同シリーズのプレミアムラインであり今回ご紹介する「eスポーツ版」はさらに付加価値を加えて、機体へのプレッシャーをはねのけてきました。順を追って見ていきましょう。

REDMI 6 Pro 3大強化ポイント

1.Xiaomi初のセラミック同軸3連ユニット

同軸線上に3つの連なるドライバーユニットを設置。それぞれ「繊細な高音、豊かな中音域、そして押し寄せる低音」を担い、更なる高音質を狙ったとのこと。6.7mmの圧電セラミックダブルユニットと11mmのチタンメッキムービングコイルユニットを搭載して、「高周波音量が前世代と比較して最大10%増加し、壮大なストリングスシーンで複数の楽器の重なり感を聞くことができる」としています。

2.ノイズリダクション深度が55dBにアップグレード

先代でも定評のあったノイズリダクションさらにその深度を55dBにアップグレードし、前世代よりも最大40%高く、ノイズリダクション帯域幅は4kHzに達するとのこと。ノイズリダクションの効きも単なる自社調べではなく、中国計量研究所によってテストおよび認定された客観的数値であるそうです。

3.Xiaomi初の無段階ノイズリダクション技術

アダプティブノイズキャンセリングシステムを採用人間の耳の環境と装着状況に基づいて、ノイズリダクション体験が無段階でリアルタイムで更新。さまざまなシナリオでの騒音の変化に正確に対応し、20 レベルの騒音低減と環境適応型騒音低減の体験をより豊かで繊細なものにするとし、最高でサンプリング周波数16000回/秒の計測を実施しているとのことです。

そのほかのセールスポイント

これら以外のセールスポイントは以下の通り、

  • 初の MIHC Xiaomi 自社開発コーデック搭載
  • MIHC、LHDC 5.0、および LC3 の 3 種類の高品位オーディオ デコードをサポート
  • 自社開発シーンベースの空間オーディオ レンダリング エンジン採用
  • 独自開発の3MIC AIによる風切り音に強い、スムーズな通信を実現
  • イヤホンと充電器をフル充電しても、最大36時間持続するので、日常の外出にも快適です。
  • イヤホン本体で最大9.5時間稼働。充電ボックス込みの合計は約36時間稼働(AAC)
  • 5分の充電で約2時間音楽を試聴
  • プロフェッショナルプラットフォーム・オーディオチューニング採用

MIHCは新規自社開発ハイレゾコーデックですが、前述のREDMI K80以降の新製品から対応とのことで現時点では調査不能です。最後のオーディオチューニングは3rdパーティーのチューニングを採用していることだと思うのですが詳細不明です。

REDMI Buds 6 Pro – e スポーツ版

これらの機能・特徴はそのままに、さらにゲームなど音のズレを最小限に抑える低遅延に対応したUSBドングルを標準搭載した「eゲーム版」も同時発売されています。このバージョンは前世代にもあったのですが、今回からこのUSBドングルをケース内に収納可能できるようになり、使い勝手の向上を実現してきました。今回はこのeスポーツ版を購入したので、詳細を見ていきます。

先代のeスポーツ版しかり、Cleer arc 3 Gaming Editionしかり、低遅延USBドングルが付属していてもケースに収納できない機種がありますが、これだと管理が難しくなり、ドングルにブランド名称などが記載されていなかったりすると「あれ?これ何のドングルだっけ?」ってなことにもなったりしがちで、こういったケース内収納は個人的に非常に有能だと思います。その代償としてケースが大きくなってしまっていますが、これはこういったもんとして受け入れるのかなと。。。

なおこのUSBドングルを使うことでヘッドセットはマイクとしての使用も可能になり、最大130mの超遠伝送が可能。マルチチャンネルレコーディングに対応し、スマホでの多彩な撮影時に活用できる、とのことです。

オープン・ザ・ボックス

実際に手元に届いたものを見ていきましょう。いざ、オープン・ザ・ボックス!

購入当時は京東でしか取り扱いが見つからなかったため、今回は京東からの輸入です。割引が入って460元ほど。約9000円強でしょうか。一週間足らずで到着です。先代のeスポーツ版は日本では発売されませんでした。また先代の標準版と今回の標準版の定価は同じ(399元)なので為替の影響次第かと思いますが、日本で標準版が販売されたとすれば値段は前回と大きく違わないのではないのでしょうか。

ケース外観です。左がBuds6Pro eスポーツ版、右が先代Buds5Pro標準版(台湾で購入したグローバル版)です。基本的な筐体のベースサイズは同じですがUSBドングル収納スペースの分だけ高さが増しています。正方形に近い形になりました。全体的につや消しマット。下半分が軽いシボ加工なので滑りにくく持ちやすい形状です。

このようにドングルは上蓋の裏に装着されています。マグネットでの固定のため力は入れずに出し入れできます。指を差し込むため多少の取り出しにくさはあります。左写真のようにイヤホン本体のイヤーピースが当たる部分が窮屈なため、3rdパーティーのイヤーピースを使う場合は注意が必要です。TWS用となっているのを選んだ方が無難でしょう。さらにイヤーピースを装着する軸の部分が極太巨大であるためこちらもイヤーピース選びに注意です。軸が小さかったり堅かったりするものはちょっと無理かもしれません。当方ELETECHのBAROQUEを使ったところスペース的にも軸的にもギリ大丈夫でした。

USBドングルは薄型でスマホにつけても邪魔になりにくい形状です。またボタンが付いているので設定などで安心です。イヤホン本体の先代標準版との比較です。大きさ形とも先代とほとんど違いがないといっても過言ではないかと思います。もともと少し大きめなので耳が小さめの方は試着されて確認された方が良いかと思います。また今回はステム部分をスライドすることによって音量調整ができるため、その点はむちゃくちゃ便利です。3タップとかあまり使いたくないですものね。。。

試聴雑感+低遅延テスト

接続&アプリ

スマホはいつものXiaomi 14 Ultraで試聴しています。Xiaomi機だからでしょうが、アプリがなくてもほとんどの設定をBluetooth内の設定で調整可能です。ここでいう「ほとんど」というのは、理由はわかりませんが現時点で「コーデックの選択はBluetooth設定内のみで可能」、「EQの選択・設定はアプリ内でのみ調整可能」などという違いがあるようです。

接続コーデックはSBCのほかにAAC対応なのでiPhoneでも接続可能です。HDコーデックは今回試聴するのが中国語版なのでLHDCv5(LHDC192対応)となりますが、日本発売の際はLDACになるんじゃないかな、、、と想定しています。というのも先代も中国版はLHDC、グローバル版はLDACに変更となっていたので踏襲するよね、きっと。ということです。LE audioにも対応なので標準版でもLE audioで接続すればある程度の低遅延での接続が単体でも可能です。

多機能だということもありアプリの充実度はトップクラスに入ると思います。前述の通りノイズキャンセリングにこだわっているので、

  1. AI制御によるパーソナライズドノイズキャンセリングにするか否か
  2. ノイズキャンセリングモードを外音に合わせたオートにするか手動にするか

という2段階のノイズキャンセリング選択ができます。後述試聴で詳細述べますがやはりノイズキャンセリングは強力です。

EQ設定の緻密さもFIIOほどではないですが、音響メーカー以外では最高クラスの選択要素があります。「低音強化」などのプリフィックスEQだけでなく、イコライザーをいじるカスタムモードが付いています。ただこのEQが62Hzから16KHzまで10段階の周波数区分で調整できるため数段階の区分の一般的なTWSに比べて微に入り細に入りの自分好みのEQ調整ができます。今回初見の試聴ではデフォルトの調整だと少し低音が足りなく音声が引っ込んだ感じだったのでその部分を少しずつ調整しましたが、かなり自分色の音に調整することができてニンマリでした。

いざ試聴

上記で少しずつ記載しておりましたが、まずノイズキャンセリングの強度は本物です。昨今著名なSONYやBOSEのTWSだけでなく多くのTWSが強力なノイズキャンセリングを搭載し始めていますが、この無段階でAI調整でのノイズキャンセリング機能は強力なノイズキャンセリングだけでなく、室内と外出先、社内と路上などシーン別・外音具合での調整をしてくれることで聴き具合の調整以外にもバッテリーの無駄遣い抑制にも寄与しているのではないかと思いました。ホワイトノイズ等のマイナス要素も特に感じませんでした

もともと高評価だった音もさらに磨きがかかっているなというのが第一印象です。今回の試聴は主に室内でLHDC192での接続ですが、跳ねるような歯切れのよい低音上下左右に広がる音、クラッシック音源などでの緻密な音などかなり満足感が高い音で、1万円弱でこの音質とノイキャンなら大満足といったところでしょうか。上記で気になった初見でのボーカルの引っ込みもEQ調整で全く気にならない程度までいじることができて、ささやくようなボーカル音源などは艶のある息遣いが気持ちよく抜けるといった感じになりました。

実は使っているときは気にしていなかったのですが、風がそこそこ強い日だったにもかかわらず外で音楽を聴きアプリで通話もしたのですが後々考えると全く風が気になりませんでした中国国内のレビューでもノイキャンの効きの良さはもちろん、風切り音の抑制とバッテリーの持ちの良さなどの投稿が目についたのでやはりそこらへんは特筆ものなのかもしれません。

また本製品のもう一つのウリである空間オーディオも試してみました。TaidalでDolby Atmosの楽曲を空間オーディオのシーン「音楽」で聴く体験を。確かにあまり破綻のない自然な音の広がりでした。といってもこういった空間オーディオの限界というか、上下左右への音の広がりは実感(?)できるものの前後の変化はいつものとおり感じられない。。。脳の錯覚の限界なんでしょうかね、、、

USBドングル低遅延テスト

USBドングルをPCに接続し、youtubeに掲載されている「イヤホン遅延計測ツール」でテストしてみました。テスト結果を撮影して掲載したとしてもその視聴時に遅延が発生する可能性があるため、あくまでもテキストでのレポートになってしまいますが、遅延はほとんど感じられませんでした。目視での確認のため数値化もできませんが、このUSBドングルでのテスト時にはほぼ真ん中で音がしていたのに対して、別機種のLDAC接続だとひとメモリ遅れての結果だったため低遅延の優位性は確実にあるなと思いました。ただPS5等での接続ができなかったとの報告もあるのでUAC2.0接続なのかもしれず、その場合はコンソール機ではなくPCとスマホ(タブレット)での使用前提なのかもしれません。音質はLHDC接続と過不足なく全く問題のない満足できる音質での接続でした。

このUSBドングルでの接続は約20msレベルの低遅延接続が可能とのこと。低遅延といえば思い浮かぶaptX LLが40msレベルだとのことなのでそれよりも低遅延ということに。何で接続されているか等の記載はない。またこのイヤホン自体はデュアル接続に対応しているが、Bluetoothとドングルの併用はできないようで、あくまでもBT+BTでのデュアル接続対応ということなのでしょう。

また試聴感想ではないですがこのUSBドングルにはUSB-Cポートもついており、スマホにUSBドングルを刺して低遅延モードで音源を楽しみつつ、充電ポートからUSB-Cで接続すれば最大67wでの同時充電も可能とのことなのでスマホゲーマーには便利な機能かと思います。

まとめ

まず大前提です。このイヤホン、アンダー1万円です(になると思います)。ドングル付きのeスポーツ版が発売されるとすればさすがに1万円オーバーになると思いますが、それでも1万円台前半レベルになる事でしょう。それでいてこの多機能、最強クラスノイズキャンセリング、LE audio対応(既に対応済み、どこぞの対応予定!とは違う)、満足できる音質等々、、、 中国おそるべしです。 ブランドイメージ的に、

  • オーディオメーカーじゃないXiaomiのイヤホン
  • しかもその安価サブブランドのREDMI製
  • 数万円が当たり前のワイヤレスイヤホン界隈で1万円以下

こうなると安かろう悪かろう的に思えちゃうのが最大の敵でしょう。6万円、8万円とイヤホンの単価がうなぎ上りの昨今、このクラスのイヤホンを試して「こんなんでええんよ」的な気付きで、良い音・高機能・そこそこの価格が定着していけばいいな、と思う年末の晴れた日でした。

それでは今回はこの辺で!


技適マークがない無線通信機器を日本国内で使うと電波法違反になる恐れがあります。特例制度(技適未取得機器を用いた実験等の特例制度)を利用し、ウェブサイトでのレビューや実験・試験・調査によるものが対象であることを明示した上で総務省に届出をすることによって合法的に技適マークがない無線通信機器を使うことができます。ご注意ください。

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