890861698 Cleer Arc 5 Gameng Plus Edition: ベールに包まれていた"DTS Headphone:X"対応ゲーム版Arc5がついに登場!日本最速クラスでレビューします!(後編 実験体感編) - あたらしもん.com 890861698
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Cleer Arc 5 Gameng Plus Edition: ベールに包まれていた”DTS Headphone:X”対応ゲーム版Arc5がついに登場!日本最速クラスでレビューします!(後編 実験体感編)

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先代でドングル接続の不安定さを露呈したゲーミングエディション。新世代版でその汚名は払しょくできるのか??

使用機材 及び 前提

前回の投稿ではこのCleer Arc 5 Gameng Plus Editionがなぜ3つの空間オーディオ技術を搭載したのかを紐解いた。今回は実際に使用してその体感をお伝えしていきたい。今回の実験環境を事前にざっくりとご紹介しよう。本当にざっくりだが。。。

  • イヤホン: Cleer Arc 5 Gameng Plus Edition
  • スマホ: Xiaomi 17 Ultra
  • PC: Intel Core i7 (Z790)ベース Windows 11
  • コンテンツ: 音楽Tidal / 映像Netflix

Mac/iPhone系が全くないことと、コンテンツも限られているのは個人ベースのブログということでご容赦いただきたい。また、立体感の感じ方などは完全に個人の主観であり正解のない漠然とした体験に過ぎないということをご理解願う。また当方まったくもってゲーマーではなく💦 定位感とかに関してかなりの初心者であるということも事前に告白しておこう。。。すんません、そんなのがゲームエディションなんかを語って、、、

空間オーディオ体感(スマホ編)

Music (via Tidal on Smartphone)

コンテンツはBlinding Lights / The Weekndで試すこととした。世界的に大ヒットした曲で聞き覚えがあることと、ネットでDolby Atmos版の空間感が感じやすいと評判だと聞いたからだ。そしてこの楽曲を以下の設定で聴き比べてみる。

  1. 元の楽曲フォーマットを空間オーディオ”オフ”で試聴
  2. Dolby Atmos版をDolby Atmosオンで試聴
  3. 元の楽曲フォーマットをTHXで試聴
  4. 元の楽曲フォーマットをdtsXで試聴

この4種類をスマホのTidalを通じて聴いてみる。TidalにはDolby Atmos対応楽曲が揃っているので。

① 空間オーディオ”オフ”
ま、耳馴染みのあるリズム感のある良い曲だ。こうやって聞くと音が中央に集まっているようにも聞こえる。ただやはりCleer Arc 5自体 素で音が良いのでこれだけで満足してしまう気持ちがよぎる…

② Dolby Atmos
がらりとかわる! いきなり横方向に拡がっていった。ただ広がるのがいいか、っていうとそれも好き好きな気もする。個人的にはその分音圧が下がってモノと楽曲が持つ疾走感のある力強さがその分減っちゃっているようにも聞こえた

③ THX Spatial Audio
同じ空間オーディオでも違うもんだ。こちらはどちらかというと音の厚みが拡がった感じがした。多少上方向にも拡がった感じもした気がした。ただEQで最適化したってのとそんなには違わないのかな、、、という気もした。3D感がさほどないってのも理由なのかもしれない。

④ DTS Headphone:X
・・・・・・・・・・ これ変わったか??? 元のフォーマットからの変更時に一瞬静寂があったりSEが入ったりするのでその分連続性が途切れてはっきりしたことは言えないが違いがほとんどわからないぞ!

そこで急遽空間音響が正しく動いているかを確認してみようと思った。ふと空間オーディオ変更トグルの下に”頭部追跡(ヘッドトラッキング)”のオンオフボタンがあったのでこれを使って試してみた。

  • Dolby Atmosはさすがに専用フォーマットだけに頭を左右に振ると音が元の正面に残る感が強かった
  • THXもどうしてなかなかヘッドトラッキング感がしっかりしていた。元の設計思想の音を正しい位置に届ける気概が感じられた気がした
  • DTSは・・・・・かわらねぇ!ヘッドトラッキングが効いていないー!

DTSのヘッドトラッキング変更設定がバグっている可能性もないではないが、ここで以前の”消息筋”のコメントが頭をよぎる。。。

DTS-XはGaming Editionでのみ、外付けのトランスミッターを利用することで利用できる

dtsXはトランスミッター受信機(ドングル)にDSPが搭載されていて、ドングル経由で体験する際のみでdtsXが効くのではないかという仮定だ。もしかしたらオフィシャルサイトに小さく記載されているのかもしれないが現時点で写真多用の中国版サイトしか情報源が無く読み切れていない。。。 でもこれあながち間違っていない気がする。。。

Chat-GPTに聞いてみたら「dtsXはチャンネルマッピングが重いなどが理由で専用DSPが必要なのでは?」という予想だった。とはいえ、そうなるとスマホ単体で試聴時にアプリの空間オーディオセレクションでdtsXが選択できるようになっているというのがアプリの最適化ができていないってことになる。何が正しいのだろう。。。

Movie (via Netflix on Smartphone)

お次は映像での効果の程を確認していきたい。

  1. 空間オーディオをオフで視聴
  2. Dolby Atmosモードで視聴
  3. THXモードで視聴
  4. dtsXモードで視聴

コンテンツはChat-GPT推奨の以下の映像。ちまたで空間オーディオが堪能できるとされているコンテンツだそうだ。以下の二作品を試聴してみた。双方とも初試聴だ。

  • Our Planet: ネイチャードキュメンタリー系の作品。目を閉じながらでも感じてみたい
  • 6 Underground: マイケル・ベイ監督作品のアクション系。銃撃戦やカーアクションで確認

・・・・・そしてこの二作品を上記1-4を代わる代わる何度も変えてみつつ何度も見返してみた。

どれもそんなに変わらん。。。

これが結論だった。もちろん堕耳の個人的感想に過ぎないであろう。でも、

「そんなに変わらん」

これが偽らざる感想だった。音響評論家やオーディオ・ビジュアルマニアだったら違った感想なのかもしれない。『左右への広がりが、、、』『一つ一つの音の輪郭が、、、』『さすがDolbyならでは、、、』 etc…

でも究極の目的であろう”コンテンツをさらに楽しむ”という視点では五十歩百歩

「空間オーディオ有り無しは、コンテンツの視聴において些細な問題だった」

考えてみた。スマホだったからではないか。”ヌーの群れの大移動”も”フィレンツェ市内のカーチェイス”も”大画面+空間オーディオ”だったら変わっていたのかもしれない。体感的な拡がりだ。だが、6.73インチの画面を見ながら、大自然や市街地の空間を感じることはできなかった。数センチの音の拡がりだけだ。それが“空間オーディオ”への期待値への裏返しとなってしまったのかもしれない。

ということで、個人的なスマホでの映像視聴における空間オーディオはそれぞれ些細な差だった。誤解しないでいただきたいのは音響的には素晴らしいものだった。オープンイヤーであることを忘れるほどの迫力で素でコンテンツにのめりこむことが多々あった。音ズレの感覚も一切なく、ブルートゥース音響の進化は本当に素晴らしいものだった。

でも、スマホはスマホ。そういうことだ。

Game (PUBG Mobile)

さて、気持ちを戻して。。。 “Cleer Arc 5 Gameng Plus Edition”と商品の名に”Game”が付いていることを考えると、Game体験における空間の体感は今回のハイライトでもあるはず。

ただ。。。大変申し訳ないことに冒頭でも申し上げた通りさほどゲーマーではなく、ゲームにおける”空間感”が一番必要とされるであろうFPS系のゲームは殆ど嗜まないので『背後の足音が!』とか敏感に感じ取れるかは非常に微妙なところ。なのでこのゲームのくだりは今まで以上に話半分程度に聞き流してほしい。。。 なんせPUBGを始めてインストールしたほどだ💦

このPUBG OnlineもChat-GPTのおすすめだ。“定位感テストの王者”らしい。横360度だけでなく上下の音の定位もよくわかるコンテンツでおそらくそれぞれの違いが良くわかるに違いない、、、そうだ。今回も以下の4つでテストしてみた

  1. 空間オーディオをオフで戦場へ
  2. Dolby Atmosモードで戦場へ
  3. THXモードで戦場へ
  4. dtsXモードで戦場へ

チュートリアルから初めてどこまでわかるのだろうかという不安を抱えつつ。。。

・・・・・結果。今回はまったくもって当方の経験不足が一番の理由のはず。それぞれの差はおろか、空間自体をももしかしたら感じ取れなかったかもしれない。背後の足音?? 気づいたらハチの巣にされておりました。。。 パラシュート降下時にも風を感じることもできず、着地後は武器を拾って次の倉庫で四方八方から、、、危険を察知するどころじゃなかったってところ。。。

でも言い訳がましいかもしれないが、これで空間を感じろ、右前からなのか右後ろからなのかを聴き取れ、、、ってのはかなり難しいはず。上記映像の時もそうだったがスマホの画面では『空間自体を想像することが難しい』ってのがかなり大きい気がした。VRグラスをかぶって360度映像で、ってのならば話は全然違うと思う。それが手のひら大の画面を見て、、、ってのは酷だ。

ということでこの体験はミッションフェイル。個人の経験値が故か、スマホの大きさ故かはわからないが、スマホゲームで空間オーディオを堪能することはできなかった、、、の巻。

空間オーディオ体感(PC編)

さ、気持ちを切り替えて、ってことばかり言っている気がするが、“Cleer Arc 5 Gameng Plus Edition”の大きな差別化要因でもある専用ドングル経由での空間オーディオ体験だ。前述の通り今回はWindows PCにドングルを接続して試してみた。スマホでの体験がイマイチだっただけにPCでの体験に期待が膨らむ。。。というか期待したい。。。

Music (via Tidal on PC)

PC上で空間オーディオ、特にDolby Atmos楽曲を再生するために、

  • Cleer Dongle 5用の再生アプリで空間オーディオトグルをオフに(dtsXとTHXの再生しか制御しないため)
  • かわりにWindows Store経由でインストール済みのDolby Atmos for Headphonesを設定画面からオンに

これで理論的にはDolby Atmos楽曲をCleer Arc 5で聴けるようになっているはずだ。念のためデュアル接続で繋がっているスマホ上のCleer+アプリもDolby Atmosに設定をしておく。

その上でTidalでスマホでも聴いた”Blinding Lights”を探して再生しようとする。。。

あれ? 楽曲の横にDolby Atmosマークが無いぞ?

念のため他のDolby Atmos楽曲や、なんならDolby Atmosのプレイリストも確認してみる。

どこにもDolby Atmosマークがない。。。

どうも調べてみるとTidalをはじめ、軒並み他のネット配信サービスでもDolby Atmosの楽曲配信はPC上ではサポートしていないらしい。PCは出力経路が複雑で、かつDRM・出力制御が難しいからのようである。 TidalでもFAQが提示されている。これを見るとiOSやホームデバイス上くらいしかサポートしていないようだが、Androidは”機種依存”らしい。どのAndroidでDolby Atmos楽曲がサポートされるか具体的にわかるのが、Tidalアプリ-設定-Audio&Playback-ここでDolby AtmosトグルがオンオフできるようになっていればOKのようだ。当方のXiaomi 15 Ultra環境ではこのトグルが操作可能だった。HyperOS上でも実際Dolby Atmosはサポートされている。

ということでPCの音楽再生においてはDolby AtmosもTHX, dtsXと背を並べて、2ch楽曲の仮想立体音響化状態で楽しむことになったようだ。その状況で以下のセットで視聴してみた。

  1. 空間オーディオをオフで視聴
  2. Dolby Atmosモードで視聴 (Windows設定で制御)
  3. THXモードで視聴 (Cleer Dongle 5アプリで制御)
  4. dtsXモードで視聴 (Cleer Dongle 5アプリで制御)

仮想立体化の腕自慢大会という訳だ。楽曲は空間オーディオを楽しめる楽曲としてChat-GPTのもう一曲のおすすめ: “Happier Than Ever / Billie Eilish” を聴いてみる

① 空間オーディオ”オフ”
この楽曲は途中での変調や音割れとビビりの限界まで攻めてくるドラムの音、バックで何重にも重ねられているコーラスが特徴の歌。 しかしあらためてCleer Arc 5をしっかり聞きこむと良い音だオープンでここまで聞ければWork@Homeでもストレスなく楽曲と環境音の両立ができる。

② Dolby Atmos for Headphones
とても良い。出だしから音が横に拡がったのがわかる。コーラスが重なるとその前後感もわかるようになった気がする。かといって中央の音がおろそかになっているわけでもない。ドラムの重低音は若干マイルドになったようにも聞こえる。いずれにしても立体的になった感が非常にある。面白い。

③ THX Spatial Audio
これは少しDolbyと違う感じになる。音が少し繊細になり、横の拡がり感はDolbyほどではない。一聴して感じたのは”キレイな音”だった。自然に無理なく誇張なく空間感を演出しているようだ。

④ dts Headphone: X
これも同じように良い感じだ。横に拡がり、縦に厚みが来る。重なり感が気持ちよい。Dolby Atmosの感じに多少似ている気もする。重低音はこちらの方が強めだ。

ということで、はじめてここにきて(PCでのテスト環境になって)dtsXの音の変化を感じることができた。ドングル経由ではきちんとdtsXの処理が動いているようだ。Dongle 5用の設定アプリで調整ができるのもその証か。

Movie (via Netflix App for PC)

NetflixでもPCではDolby Atmosが対応していないかと心配しましたが、Windows Store経由でダウンロードした公式アプリ上ではDolby Atmosが正式に対応しているようです。同じくEdgeブラウザー+Netflix Webページでも対応。ChromeはNGで、高帯域のオーディオ処理(Dolby Atmos / 5.1/7.1)を提供できない仕様になっているそうですので、Dolby Atmosを楽しむのであればアプリ版が安全です。 その上で以下を試しました。

  1. 空間オーディオをオフで視聴
  2. Dolby AtmosモードをWindows設定経由で設定して視聴
  3. THXモードをCleer Dongle 5アプリ上で設定して視聴
  4. dtsXモードをCleer Dongle 5アプリ上で設定して視聴

当方PCでの映像はHDR対応の27inchモニターで視聴しています。50inch等の大迫力の画面ということではないですが、6inchのスマホで見るよりははるかに没入感が生まれます。故にでしょうか。全体的に音の臨場感が増して、結果的に空間オーディオを感じることができました。

① 空間オーディオ”オフ”
今回試聴コンテンツはスマホでもテストした”6 underground”というアクション映画です。その冒頭のカーチェイスの場面で主に比較しました。左右はもとより引き絵での音の奥行きや360度ターンする際の音の流れなどが確認できます。

② Dolby Atmos
今回は音楽と違って正式フォーマットで視聴できたようです。確かに音の拡がりや奥行き、前後左右の分離感を感じられました。結果的にですが他の2フォーマットよりも少し大人しめというか、節度ある(オリジナルをリスペクト?w)した音作りに感じられました。

③ THX Spatial Audio
こちらでも立体音響感を楽しめました。こちらは仮想立体音響化ですが、なんのその、かなりの拡がりや分離感が感じられました。音作りとして基準を的確に置こうとしているのか中央の人物の声を割とクリアに出そうとしているように感じられました。また引き絵の音の沈み込みも一番でした。

④ DTS Headphone: X
こちらも同様に立体音響感を楽しめました。フィロソフィーなのでしょうか?このフォーマットの音作りがいちばん派手目になっていたようです。とはいってもちゃんと強弱というか前後左右感は保っているところが単なるEQではないとも感じました。アクション映画やSF映画視聴時にあえてDolbyではなくこちらのフォーマットを選択するというのもアリな気がします。

Game (Cyberpunk 2077)

最後にPCでのゲームでの空間オーディオ体感について。こちらはちゃんと空間オーディオに対応しているコンテンツとそうでないものがあるそうです。で、お馴染みのChat-GPTさんに調べてもらったところ、Cyberpunk 2077が適切なゲームとの事。と、ここで単体ゲームを指定していることからもわかる通り、OSやSteamのベースで空間オーディオに対応しているっていう訳ではないみたいなのです。で、このCyberpunk 2077だと、

  • ゲーム側が 3Dオーディオ(オブジェクト情報)を生成
  • Windows Spatial Sound API と正しく連携
  • 高さ・距離・移動音が豊富

と、空間オーディオを体感するにふさわしいタイトルなんだそうです。

  • Dolby Atmos
    • Windows の Dolby Atmos for Headphones(Windows Spatial Sound API)
  • DTS
    • Windows の Windows Spatial Sound API(DTS Sound Unbound)
    • Cleer Dongle 5 アプリの DTS モード
  • THX
    • Cleer Dongle 5 アプリの THX Spatial Audio モード

Dolby AtmosはWindowsが直接サポートしているDolby Accessをインストールすることで選べるDolby Atmos for Headphonesを使って、DTSも同様にStoreからDTS Sound Unboundをインストールするか、Cleerの場合はCleer Dongle 5アプリ経由で。THXは今回はCleer Dongle 5アプリ経由で良いとのこと。Raserだと固有のサポートアプリもあるようです。

ということで今回も以下のパターンで調べてみました。

  1. 空間オーディオをオフで
  2. Dolby Atmosモード (Windows API)
  3. THXモード (Windows API orCleer App)
  4. dtsXモード (Cleer App)

Cyberpunk 2077はたまたまミーハーな気持ちでSteamにインストール済だったのでそれを使いました。同じシーンを再現とかよくわからなかったので、ゲームを進めつつ途中でモードを変えてみるという感じにさせてもらいました。。。

① 空間オーディオ”オフ”
ま、ご存じの通り空間オーディオとか言う前にかなり良い感じのBGMが常時流れている感じで、そのままでももちろん良い音を奏でています。強いて言えばそのBGMや環境音が平面的にも聞こえます。また後ろからの足音とかは私レベルでは絶対にわかりません、、、

② Dolby Atmos
このモードをオンにしたところ、いきなり引き締まった感じがしました。もちろん左右の音は顔を傾ければその音が顔の正面にきて、目線と空間感が音によってかなり馴染んできます。全体的な音響的には派手さはなく、オブジェクトベースにしっかりと連動して確実な音を届けてくれるような安心感があります。ただ同様に私レベルでは背後からの銃撃なんて撃たれてはじめてわかるわけで、音が、、、とかいう問題ではございませんでした。

③ ④ DTS / THX
一つにまとめちゃいましたがこちらも今回は正式にAPIと連動しているからか、かなり自然に誇張なく空間感が作られている感じがしました。どちらかというとdtsXの方が派手な音作りで、THXの方が”優等生”的な音を奏でているなという感じがしたくらいで、空間オーディオの性能的には双方とも大きな違いを私レベルでは感じ取れませんでした。もしかするとゲーマーの方であれば違いを感じ取ったのでしょう。

Chat-GPTにRedditなどのゲーマーの意見を集約してもらったところ、

Cyberpunk 2077 において
Dolby Atmos / DTS Headphone:X / THX Spatial Audio は
“優劣で並べる3方式”ではなく、
それぞれ役割と前提が異なる3つの立ち位置にある。

とのことでした。これ、もしかしたら今回の空間オーディオ実験の格言かもしれません。

Dolby Atmos は、このゲームが本来想定している空間表現を最も正確に再現する“基準音”として扱われ、DTS Headphone:X は没入感や演出を強めたいユーザー向けTHX Spatial Audio は音の整理や定位を重視するユーザー向け、という役割分担が見られる。つまり、3方式は競合ではなく、
「何を重視してプレイしたいか」によって選ばれる立体音響という位置づけになる。

というようなかなり一貫した傾向の意見が語られていたようです。

まとめ

かなり駆け足かつ詰め込んでレビューを掲載させていただきました。わやわやで途中で口調も変わっちゃってすみません。ゲームの領域に関しては最後に掲載したようにきちんと経験を積んだゲーマーの意見を聞いた方が良いと思います。背後からハチの巣にされる私の意見は参考になりません、、、💦

ただ音楽や映像を見るにあたっては、今回は『スマホでは空間オーディオは”想像しにくい”』ということがいちばんの勉強でした。音の傾向にあたってはそれぞれの思想や立ち位置という観点で優劣ということは無かったかと思います。いずれにしても今までは空間オーディオという機能はあまり使ってこなかったというのが正直なところですが、今後はアウトプット(イヤホンなどの出口)が対応していれば積極的に使っていこうかなという気持ちになりました。

そういった意味では、Dolby Atmos、THX Spatial Audio、DTS Headphone: Xという3つのメジャーな企画を一つの筐体に詰め込んだこのCleer Arc 5 Gaming Plus Editionはかなりエッジの効いた唯一無二のポジショニングを持ったユニークな製品かと思います。

ベースとしての音の良さは前作から継承されさらにブラッシュアップされています。また最後になっちゃいましたが、前作Arc 3 Gaming Editionが抱えていたドングル経由での接続の不安定さは今回は基本感じませんでした。もちろん電波が飛び交っているPC前では音がカクつくこともありましたが、『不安定』という言葉は実験最中一度も感じなかったことは付け加えさせていただきます。

さらに洗練された唯一無二のオープンイヤーイヤホンCleer Arc 5 Gaming Plus Editionの入手を是非検討してみてはいかがでしょうか?

それでは今回はこの辺で。


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